カワカミブックス

本の感想。かなり個人的。かなりネタバレ。

『警官倶楽部』大倉崇裕 祥伝社文庫

『警官倶楽部』大倉崇裕『白戸修の事件簿』以来二度目の大倉さんです。白戸は推理に関しては後手後手なイメージですが、今回の『警官倶楽部』の面々は積極的でアグレッシブですね、、話の形は高野和明の『グレイヴ・ディッガー』と似てるかな。長い期間をか…

『玻璃の天』北村薫 文春文庫

『玻璃の天』北村薫「ベッキーさんとわたし」シリーズ二作目。今まで気がつかなかったんですが『鷺と雪』が三作目になるんですね、これ。『鷺と雪』はなんだっけ?直木賞だっけ?覚えてないけど、たしか大きな賞を授賞していたような覚えがあります。国語便…

『勝手にふるえてろ』綿矢りさ 文藝春秋

『勝手にふるえてろ』綿矢りさなんだろう、この豊島ミホの『神田川デイズ』を読んだときのような胸の痛み、、。いやあ、痛い、というより、イタイ、、主人公と自分にリンクする部分がありましてね。笑中学校のときのオタク的な垢抜けない感じとか、初恋を腐…

『ライオンハート』恩田陸 新潮文庫

『ライオンハート』恩田陸いやー、何日かかけてだらだら読み終わりました。笑あんまり怖くなくてホッ。でもパナマで見た夢?幻覚で女の人が銀色の球を持ってるところはちょっと得体が知れなくて怖かったなあ~。のちにあれは時間の球みたいなものだとわかっ…

『満願』米澤穂信 新潮社

『満願』米澤穂信 新潮社発売されてからかなり読みたかった本で、ブックオフに並ぶのを心待ちにしていました。笑いくら待っても手に入れることはできなかったんですが、、大学で在籍しているコースの書庫で、米澤穂信特集のユリイカを借りたことをきっかけに…